2009年08月29日
観察にあたっての注意事項
これまでデータ整理と分析に専念していたため特に触れませんでしたが、二ホンゴリラに興味を持たれた方や、近所で二ホンゴリラをよく見かけるよという方のために記しておきます。
二ホンゴリラを観察する場合は、野性の二ホンゴリラの自立性の保全と、観察者自身の身の安全を確保するためにも以下の注意事項を必ず守ってください。
- エサを与えない
二ホンゴリラには、節食行動や乾期に向けてエサを貯えたりするような習性がありません。それどころか非常に食欲旺盛で、たとえ満腹であっても、見つけたエサはその場ですぐに食べ尽くす習性があります。観察者がエサを与え過ぎると、二ホンゴリラがおなかを壊してしまいます。
- 十分な距離をとる
二ホンゴリラと馴れ過ぎると、観察者に危害を加えることがあります。また、二ホンゴリラの野生の営みを守るためにも、十分な距離を保って物陰からそっと観察するようにしましょう。
Posted by 主任研究員 at 12:23│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。